翻訳、通訳と通訳案内士の仕事

翻訳 通訳 そして通訳案内士

 

以下は、Yahooニュースからの引用ですが、通訳ガイドについて興味深い記事ですので、ぜひご覧ください。

 

Yahoo ニュース

 

通訳ガイド、無資格でも 外国客急増で 質低下の懸念も

 

「通訳案内士」の国家資格を持つ人にだけ認められてきた外国人旅行者への有償の通訳ガイドが、無資格者でも担えるようになる。外国人旅行者の急増を受け、改正通訳案内士法が国会で26日に成立した。1949年に制度ができて以来初めての大幅な規制緩和。観光業界は新たなガイドへの期待と、質の低下への懸念とが交錯している。

訪日外国人は昨年約2403万9千人で、4年連続で過去最多を更新。そのガイドを担い、正しく日本の歴史や地理を伝えるのが通訳案内士で「民間外交官」とも呼ばれる。試験は毎年1回あり、外国語に加え、地理や歴史、政治などの筆記テストと口述テストがある。専門言語は10カ国語で、昨年度の試験では2404人が合格した。合格率は21・3%だった。

昨年4月時点で約2万人が登録されているが、その約7割は「英語」が専門。旅行者は中国からが最多で約630万人(約26%)、次いで韓国の約500万人(約21%)。東アジアと東南アジアで全体の8割超を占め、ミスマッチが課題となっていた。さらに、有資格者の4分の3は首都圏や関西圏に住み、地方に外国人を呼び込みたい自治体や業界の思惑ともずれが生じていた。

そこで政府は、無資格者にも有償ガイドを解禁することにした。ただ国家資格は残し、より質の高い案内士として活用する方針。また、地域限定で活動する「地域通訳案内士制度」も新設し、地方の人材不足に対応できるようにする。

しかし法改正には、「悪質ガイドにお墨付きを与えるようなもの」と質の低下を懸念する声もある。日本観光通訳協会の木脇祐香理副会長は「外国語能力だけでは不十分。ガイドで日本の印象が決まる。下見など入念に準備して歴史、文化や魅力を紹介し、満足度を上げてリピーターになってもらうことが大切」と指摘する。「優秀なガイドを育て、質を保つための国の新たなサポートも必要になると思う」と話している。

 

 

 

 

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翻訳 という仕事

翻訳 という仕事は、日本語で書かれている文章を外国語へ、または外国語から日本語へ訳していくことですが、便宜上、外国語=英語として説明しますね。例えば、日本語から英語に訳す場合、単に英語が理解できれば良いというのではありません。確かに日本語の理解力や運用能力に加えて、英語の理解力、運用能力は必要不可欠ですが、それ以外に、日本語の文章作成能力、英語の文章作成能力が必要となります。

例として次の英文を見てみましょう。

 

I love this movie.

 

中学英語を思い出していただければ、日本語に訳すのは簡単ですよね。

 

文字通り訳せば、

 

わたしはこの映画を愛してます。

 

となります。これは、英語の文法を理解しているという観点では、決して間違いではありません。でも、日本語としては違和感がありますよね。どこがおかしいのでしょうか。

すぐにお気づきだと思いますが、映画を愛してます という表現ですね。場面によれば、このように表現することもあるでしょうが、少し大げさな意味に取られてしまうこともあります。原文の love の目的語が、you  や him や her ならば、「あなたを愛してます」とか「彼を愛してます」とか、「彼女を愛してます」と表現するのがふつうですね。でも、love の対象が、movie 映画であれば、「愛している」という恋愛表現をもっと別の表現を使って、読み手に違和感のない情報として伝えることができます。

つまり、

わたしはこの映画、大好きです。

 

翻訳 には、このように英語の理解力に加えて、日本語での応用力が必要となります。

 

 

 

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通訳 という仕事

通訳 も翻訳 と同じで、英語理解力に加えて、日本語での対応能力が不可欠です。通訳の場合、翻訳と違うのは、対応時間です。翻訳であれば、文書ですから、翻訳を完成するまでの時間にある程度余裕があります。例えば、納期7日とはですが、最近はこの納期が、1日などと短いので、品質の低下につながっていくことが懸念されます。これは本題ではありませんので、別の機会にご説明しますね。

さて、通訳は、相手が英語(外国語)で話した内容を日本語で伝える、という作業です。また、日本語から英語(外国語)という逆もあります。この英語から日本語へ、日本語から英語へという期間が翻訳と比べて、逐次または同時というとても短い期間(時間)なのです。言い換えれば、英語から日本語へ、または日本語から英語に訳していくという共通した要素ではあっても、求められている仕事がまったく異なります。つまり、翻訳は書面、通訳は口頭でその作業結果が求められています。通訳の場合、瞬時にということになりますね。

逐次通訳の場合は、話し手がある程度キリの良いところまで話してから、通訳がそれを英語または日本語に訳していく、という作業です。

これには日本語力、英語力に加えて、記憶力が必要です。

同時通訳の場合は、文字通り、話し手が説明をしている内容を聴きながら、1,2秒遅れで英語または日本語に訳していく、という作業です。これには日本語力、英語力、記憶力のみならず相手の声を聴きながら、自分でその内容を声を出して伝えるというスキルが必要となります。まさに神技的な技術ですね。

 

通訳ガイド

 

通訳案内士の仕事

通訳案内士 は、通訳ガイドともいいますが、翻訳、通訳との一番大きな違いは、語学関係で唯一の国家資格である、ということです。その名の通り、有償で通訳をしながら案内をしていくという仕事ですから、日本という国がちゃんと認めなければ国際的な信用問題になる、という理由で位置づけられているのかもしれませんね。通訳ガイド試験は、一次試験として英語の読み書き聞き取り、二次試験として英語の会話、三次試験として日本の地理や歴史に関する知識についての問題が出題されています。この構成そのものは初期から変わっていませんが、三次試験の日本地理などの知識については、当初どちらかといえば、出題者の好みで作成されていたという問題が見直されて、もっと一般的な問題となったようです。いずれにせよ、合格率は20%弱ですから、上記の引用記事のように、絶対数が不足していることに対処する、ということで無試験、を検討することになったのでしょう。しかしながら、何のための試験であったのか、ということが何も説明されなければ、確かに質の低下が懸念されますね。ただ、質の低下といっても、通訳ガイドというサービスを捉えた場合、有資格者と無資格者にどれほどの質の違いがあるのか、という疑問も沸きます。例えば、帰国子女が無償で通訳ガイドと同じようなことをすれば、利用者はそれで満足する場合もありますし、有資格者といえども、利用者が納得しなければ、支払った料金は払い戻してもらえるのかどうか、といったことを明確にしておくことも必要になるかもしれません。この無資格者の登用には、政治力が働いているのではないかとも考えられます。

 

通訳ガイド

 

翻訳 通訳 通訳案内士の貢献

翻訳、通訳、そして通訳案内士とそれぞれが、外国語という観点から日本という国への貢献をしてきました。国際化が叫ばれて久しいですが、これからますます大きくなっていく国際化の波に飲み込まれることのないよう、これらの資格については、これまでの貢献に見合うだけのちゃんとした制度を確率してもらいたいですね。

 

 

 

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